2016年7月30日土曜日

学科紹介⑪

こんにちは!アシスタントアドバイザーの若山です。


私はまだ学科紹介をしていなかったので、今日は法学部法律学科の紹介をしたいと思います。


皆さんは法学部と聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。法律を読めばOK?


いえいえ、そんなことありません。わかりやすいところでいうと、

「刑法第199条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。」


こんなに短くてわかりやすい条文でも、これだけですべてが解決できるわけではないんです


まず「人」とは?人はいつから人なのでしょうか。母親のお腹の中にいる状態は人なのか?


そうであるならどこまで成長したら人と認められるのか。


「殺した」とは?実は既に死んでいる人を「眠っている」と思い込んでナイフで刺したら?


つまり、自分では殺す気で刺したのに実際は死体に傷をつけているだけだったら。


これは「殺した」になるのでしょうか。


これは法律を読んだだけでは解決できません。ではどうやって解決するのか。


基本的には、今までの裁判例を参考にすることになります。


つまり、かつて似たような事件があった時に裁判ではどう判断されたのか、先例をみるんです。


これらを見ていくと、その解決策がわかるとともに、今までの裁判官たちが


どういった判断過程で、いかにして妥当な結論を導いてきたのか、その考え方がわかるんです!


具体的な事件に対して、その事件の問題解決のためにどのような判断をすれば


より妥当な結果が導き出せるかを考える力、これをリーガルマインドといいます。


このリーガルマインドを育てるのが法学部です。


何が言いたいかといいますと、口げんかに強くなります(笑)


こういった考え方を学んで、自らの頭脳を鍛え、そして人々の紛争を法で解決する。


そんな法学部の魅力、気になったらいつでも声をかけてください(*^_^*)